精算後の「空白」
清算は、固定の解消である。
固定とは、前提が崩れているのに市場に残っている立場。
清算が起きると、損切りが執行され、含み損が解放され、偏りが一度解消される。
捕まっていた勢力がいなくなる。
ここからが本題だ。
空白とは何か
空白とは、「清算すべき固定が少ない状態」である。
値動きが止まることではない。ヒゲが増えることでもない。
本質は、次に連鎖すべき立場が存在しないこと。
清算が一通り終わった直後、市場には捕まっている勢力が少ない。
だから、次の清算が起きない。
これが空白。
なぜ走らなくなるのか
清算は偏りがあるから起きる。
しかし清算後は、損切りが出尽くし、固定が整理され、含み損が減っている。
その方向に巻き込む立場が少ない。
価格が動いても、連鎖が続かない。
大きな実体のあとに急に足が小さくなるのは、勢いが消えたからではない。
巻き込む対象が減ったからだ。
空白の観測
観測すべきは、直前に明確な清算が起きたか。
固定が一方向に解消されたか。
その後、連鎖が続いていないか。
大きな実体が連続したあと、急に値幅が縮む。
勢いはあるが、押し戻しが小さくなり、上下どちらにも連鎖しない。
このとき問う。
誰が捕まっているのか。
答えが曖昧なら、そこは空白である可能性が高い。
空白と新しい思惑
空白では、新しい思惑が入り始める。
まだ伸びるのではないか。そろそろ反転するのではないか。
固定が薄い市場に、新しい立場が入る。
その立場が否定されれば、それが次の固定になる。
空白は、次の燃料が作られる準備期間。
空白そのものに推進力はない。
だが、空白に入った立場が固定化すれば、次の清算が始まる。
まとめ
清算のあと、固定は解消され、捕まっている勢力が減る。
そこに生まれるのが空白。
相場は、固定の発生と清算の循環で動く。
空白は動かない時間ではない。
固定が少ない時間。
清算直後は追わない。
追えば、自分が固定になる。
空白では、誰が捕まっているのかを考える。
答えが曖昧なら、まだ構造は始まっていない。
